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ヤング・アット・ハート

 「ヤング・アット・ハート」とかいうアメリカのコーラスグループが来日するらしい。朝のワイドショーで宣伝を兼ねた特集をやっていた。
 メンバーが全員高齢者というコーラスグループだが、老人とは思えないパワフルな歌声はアメリカのみならず世界各国で絶賛されている。らしい。朝の支度をしながらなので特に注意してテレビを見ている訳ではないが、何となく聞こえてくるナレーションはそんな事を言っていた。
 「さらに。」とナレーションは続く。「老人ながらその心は若者のようで、最近はなんとパンクにまで挑戦しているのです。」ここで、歯ブラシをくわえたままの俺は振り返ってテレビの画面を見る。「最初はうるさいだけだと思ったけど、よく聞いたら歌詞がとてもエネルギッシュで良かったわ。」と、メンバーの一人が喋っていた。
 その時、突然画面にイアン・マッケイの写真が現れた。バックで流れるのは「ウェイティング・ルーム」。「彼らは『フガジ』というパンクバンドの歌を歌うのです。」とナレーションが入る。
 老人のコーラスグループが歌うパンクという前置きから、どうせパンクって言ったってパンクじゃねぇだろ。なんてタカをくくっていたのですっかりしてやられた朝でした。アメリカの懐は恐ろしいぜ。
(しかしフガジをパンクと呼んで良いのか?いや、フガジ結成当時はギャング・オブ・フォーみたいだなどと評論されていたではないか。するとポストパンクと言えるかも知れん。)


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