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南柏へ

 南柏はドランカーズスタジアムという所でライブ。ちなみに以前柏に呼んでくれた自衛官の子の企画。
 南柏といえば昔は駅前に占いの館があるだけで、それがまた真っ黒い建物だったもんだから、お化け屋敷な駅というイメージが膨らんで子供の頃は怖かったんだけど、今は随分開けたのね。でっかいイオンやドンキホーテもあるし。しかしながらドランカーズスタジアムが建つ6号線沿いという立地条件は、これこそ柏郊外!って感じの絶妙な荒廃感を漂わせて妙に落ち着く。六階建てビルの四階がライブハウスドランカーズスタジアム。5、6階はテナント無しで倉庫手前。他の階はキャバクラとフィリピンパブとショーパブ。ね、絶妙な荒廃感でしょ?エレベーターを待ちながら入り口の看板を何となく見る。ビコーズってキャバクラの看板は、女の子の写真をライトで飛ばしまくって可愛く見せてるけど、みんな絶対顔が大きすぎだし、フィリピンパブの写真は肉がはみ出し過ぎてるし(ワキの肉ね)ちょっと行きたいとは思えねぇなー。ショーパブの物まね写真は誰の真似だか分からない写真が数点あって逆に興味を引く(ブラジルサンバの格好をした美川憲一。の物まねをする男の写真など)。やっぱさー、長渕とか吉川晃司とか、確立されたキャラの物まねって写真だけでも面白いね。
 リハ終わってライブまでヒマなので、メンバーで王将へ行って軽くパーティー。途中でケミー君の友達の女の子が来る。タキです、という自己紹介に森本ですと返して、変わった名字ですね、どういう字ですか?と聞くと田んぼの田に日記の記です。とのお返事。つまり字面は日記に一本足しただけですか、田記さん。そこまでいった所で、すっかり合コンノリじゃないですか、とケミー君にツッコまれる。だってこの接し方しか知らないからね。
 出番が近づいて来たので、楽屋の椅子で横になってる陽君に話しかけるも反応無し。目が開いているので寝たふりみたいな軽いボケなのかなー、と思って話しかけ続けていたらどうやら本当に寝ているっぽい。陽君って半目で寝るんだけど、もともと目が大きいから半目でも一重の俺と同じくらい目が開いているのだ。でもよく見ればうつろな感じかも。大仏っぽいね。
 リハん時にちょっとボーカルが反響してるっぽいんですけど、と言ったら客が入れば直りますよと言われたが、今日のお客さんは10人くらいだったので結局直らず。少ない客の前では高めのステージが逆に寂しい。でもこんなの珍しい状況でもないからいつも通りにライブする。ライブが終わる頃には少ない客に妙な親近感を覚えてトークも燃える。柏の思い出やら、最近見ているドラマやら、この前コーヒーこぼした話やら、もう喫茶店ばりのどうでもいい話をする。楽しかった。
 物販をしていると、クイーンの「WE WILL ROCK YOU」をSEにショットシェルという今日最後のバンドが手拍子しながら登場。このバンド、ライブ中も頭上の手拍子を呼びかけたり、ボーカルはモニターに片足を乗せて客を手招きしたり、ギターは客席に下りてきてソロを引いたり(シールドはワイヤレス)、振る舞いがやたらとロックスター。相変わらず10人くらいの客なのに。
 思えば俺のステージはいつも普段と変わらない感じでブチ切れてるイメージはあまり無い。盛り上がっている時もそうでない時も、状況に関係無くブチ切れている感じを出した方が格好いいけど、週末のライブを長く繰り返すうちになってしまった悪しき馴れなのか、体力が落ちたのか、ハチャメチャなボーカルスタイルは随分としてない気がする。ショットシェルがやるような(盛り上がって無くても)盛り上がっている体でのステージは、苦笑も感じるけど頑張りも感じる。俺も毎回頑張ろう!でも頑張るベクトルは間違えないようにしなくては。と思った。
 今日の企画はBREAKfASTとデッドパンスピーカーズがちょっと浮いてる感じで、それが理由でも無いんだけど廊下でデッドパンスピーカーズの人と話したら面白かった。帰りの駅前で飲みに誘われて行きたかったけど、実家へ帰るのために親が迎えに来ていたから残念ながらお断りする。次回は是非!と思うけど声には出していないのでデッドパンスピーカーズに気持ちは届かず外は雨。


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