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最高の京都

 アブラハムとドレッドアイとストラグルと京都へ行く。という興奮を文章で伝えきれる自信がない。面白くしてやろうという、内からの刺激を作りだそうとするみんなの熱意が行きの車内からすでに溢れていた。眠いけど聞き逃せない。眠いけどその話に参加したい。というのを何度も繰り返して京都へ。
 ライブ前に宿へ荷物を置きに行く。民家を改装した宿に案内されると何と二段ベッド!俺絶対上の段!そして寝る前に下を覗きたい!企画者の雨霧君が付近の施設について色々教えてくれる。彼は道の説明は下手だがとても親切であった。

「この先の銭湯は3時までやってます。朝は7時からです。」
「タフー!」
「さっきのたこ焼きや並んでいたけど有名な店なの?」
「いや・・・。普通の店ですよ。ただ地元の人が並んでいただけじゃないですか。」
「密着型かー。」
「子供がさ、ポポロン食べたいー、とか言っても『たこ焼きにしときぃ!』とか言うのかな。」
「ポポロンとたこ焼きって形が似てるだけで対極だね!」

 会場へ向かう途中、河原で鉄球を投げている老人集団を発見。あれ何のスポーツ?つうかスポーツ?リハビリ?
 リハの後「山志づ」とかいうお好み焼き屋へ行く。お好み焼きってあんまり美味しいと思った事ないけどここのは美味しかった。でも全然足りないのでそのまま近くの味味香といううどん屋へ行きカレーうどんを食べる。このカレーうどん、卵を入れたりあげを入れたりして美味しかった。さらに、近くにあるハーゲンダッツでアイスを食べる。オレンジのアイスは美味しいけど、ティラミスと一緒に食べるのはいまいち。最後に、インパルスという喫茶店でコーヒーを飲む。マスター、それカツラですよね?
 ライブは超盛り上がった(俺がね)。だって京都なのに知ってる顔がそこら中にあるんだもの。惜しかったのは雨が降ってたこと。バンクも発見したことだしスケボーしたかった。
 帰ってみんなで銭湯へ行く。京都だからというのとは関係無くて、これってここだけだと思うんだけど、洗い場に椅子が無くて代わりに一人用のマットが並んでいる。つまりあぐらをかいて洗うのだ。これが座ってみると全く違和感が無くてビックリ。ひとつしかない石けんをみんなで使うので、床の上を縦横無尽にエアーホッケーのように滑らせる。それにしても酒井君はいつ見ても白いなー。髪も長いし痩せてるし・・・キリストぶってる?
 すでに二時くらいだったけど銭湯そばのダイコクスーパーがまだ開いていたので夜食を買おうと入ったのだが、もう何も残ってない。幕の内弁当とオムライスくらい。微妙過ぎる選択肢に悩み続ける。太郎はハムとチーズとパンを買ってサンドイッチを作るつもりらしい。そっち?そっち行っちゃうの?生活だよ、それすでに生活の域だよ。宿に失礼だよ。
 こんなので俺たちの空腹を埋めていいのか?という意見に従って近所の居酒屋で食べて戻り眠る。正樹が最後まで「全然眠くねー!」と叫んでいた。
 「すっげー目が覚めてる!」という正樹の叫び声で目覚める。そう、残された時間は少ないのだ。眠るのなんて東京でだって出来るではないか。この京都を満喫しなければ。とりあえず湯葉うどんを食べる。
 コーヒー飲もうよ。という提案の後、店が見つからないので雨霧君と弓削君に来て貰って案内を頼む。銭湯を改装したカフェがあるというので着いていくと、この店そのまんま「千と千尋」じゃないの!という訳で表で主題歌をワンコーラス歌う。とても素晴らしいお店でした。
  
 「喫煙席と禁煙席があるよ。」
 「そういえば雨霧君ってタバコ吸うの?」
 「彼が吸う訳ないじゃん!見た目からしてチョー害が無さそうじゃん!」
 「ナチュラルだねー。」
 「無印良品みてぇだな」
 「それ嫌です・・・。」

 雨の中東京へ帰る。車内では女の子のファッションや、買い物に付き合う苦痛について話す。

 「今のトピックって俺が入らなくても盛り上がり大丈夫?」
 「今の所平気だと思う。」
 「オーケー、ちょっとメールに専念したいからちょっと待ってて。」

 東京は超日常でした。


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