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サクラモンテ!

 千葉でライブ。チバパワーだ。サクラモンテというなんつうかもの凄いパワーのある地下室が会場。ライブ前に隣の中華屋で一人で本を読みながらご飯を食べる。今日の仕事がなかなか大変で、終わってから千葉に向かうのにも若干パワーを奪われて、もうこの夕飯を心から楽しみにしていたのだ。一人で本を読みながらゆっくり食べようと電車の中で決めていたのだ。が、しばらくするとスラスラのメンバーが入ってきて台無し。おぉ森本か!地元の人かと思ったよ!なんて言われて、ん?お前らここら辺じゃ見ない顔だな。なんて乗りながら返して笑う。で、もう落ち着かない。いやスラスラがどうこうじゃないけれど、一人でゆっくり食べたかったんです。興味の無いフィギアスケートをテレビで見ながら。
 ライブ前に駐車場でスラスラドラムのマル君とお喋り。彼の革ジャンにはプレスリーみたいなヒラヒラがついていた。

俺「ヒラヒラしてますねー。」
マル君「みんなそれ言ってくるんだよねー。」
俺「そりゃそうでしょ。これ主張しすぎだよ。」

 何気なく泳がせた視線の先に「スナック ポパイ」の文字が見える。道を挟んで「イタリアン ポパイ」がある事を知っていた俺は、あまりにジャンルの違う店がもしかしたら同系列かも知れないという想像に可笑しくなる。イタリアンレストランとスナック!?

俺「マル君見てくださいよ。あそこのレストランとこのビルのスナックって同系列なのかな?名前が同じだよ。」
マル君「それぞれオーナーの発想が貧困なだけじゃないの?」
俺「何その推理!そんな結論無いでしょ!だってポパイだよ!字体も一緒じゃん!」
マル君「知らね。」
俺「さすがヒラヒラ革ジャンマン。」

  しばらくしてライブ活動の話へ。

俺「・・・へー、明日はどこでライブなんですか?」
マル君「ロフト」
俺「忙しいですねー。」
マル君「いつかはさー、一緒にそこの千葉マリンスタジオでやりたいよね。」
俺「マリンスタジアムでしょ?」
マル君「そうだ、何か変だなと思った。それくらい見逃してよー。」
俺「いや、見逃そうと思ったんだけど無理でした。だってマリンスタジオって超場末のスタジオみたいなんだもん。目の前のヒラヒラ革ジャンマンがそこでライブやる事を夢見てるなんで可笑しくて。」

 面白い一時が終わった頃ライブスタート。うーん、どのバンドも格好いいなー。ドレッドアイのボーカルはシャワー浴びながらイメトレをするらしい。見習おう。
 うちの前にやったデスフォガテが格好いいんだけど、それ以上にこの人たち超怖い!もう何?軍隊?デスフォガテアーミーすげー!なので負けないように一生懸命ライブしたのでした。
 突然ですが俺の寂しい日々が終わりました!何故ならアメリカへ行っていた太郎が帰ってきたのです!そして今夜はマウイマジックです!東高円寺で会おう。という訳で覚君の車に乗せてもらって千葉から高円寺へ。申し訳無いのですがグーグー寝てしまう。グラスルーツで太郎と再会し、その他にも多くの友達と楽しく過ごしたのでありました。
 途中オッサンが寄ってきて(彼も千葉から来たのだ)、今日のBREAKfAST超格好良かったですと言ってくれたので、ドレッドアイも超格好良かったよと返事する。本当にドレッドアイ格好良かったのだ。というか全てのバンドが最高だったのだ。何かワッツを思い出しましたよ。今日みたいなライブって最高ですよね。と言われてハッとする。確かにそうかも。サクラモンテはライブハウスに比べたら設備は劣るかもしれないけれど、その分バンドも客も自由度が高い。バンドを照らす照明やステージは、たとえ粗末な物でもあるだけで客との間に空気の違いが生まれる。それが無いだけでバンドも客もやれることが格段に増える。同じ高さのフロアに立てばバンドも客もどこまでも踏み込めるのだ。俺は客に向かってどこまで踏み込めるか。
 BREAKfASTのライブがいつもそうであるように、客とバンドが入り乱れての激しい盛り上がりは無かった。しかし客が俺たちをしっかりと見ているのを感じた。何となくでは無く、はっきりした意識を感じた。ライブ全体を熱気が包み、それが地上まで漏れていた。みんなでここで何かをやったのだという手応えが、確かにワッツを思い出させた。


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