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寒い

 夜になったとたんに急に気温が下がり、風も強くなってきた。寒いから早くどこかへ入ろうと三人で店を探す。いつもの定食屋でいいじゃないかと、店へ向けて歩き出しながらの他愛もない会話。
俺「お好み焼きでもいいけどね」
大関「その手があったか~。」
葉山爆笑「なんだそりゃ!」
大関「今のコメント、オタクっぽかったですよね。」
 笑う二人を眺めながら、俺は今の会話に今夜の行くべき道筋を見いだした気がした。オタク・・・、笑い・・・、キモイ・・・、それだ!
俺「それだ!」
葉山「どれ!」
俺「俺もオタクを最前面に押し出したい!」
大関「とりあえず入りましょう。」
 飲みながらくだらない出口へ向けての会話が弾む。
俺「もえー。」
大関「いや、意味無く言ってもダメですよ。」
俺「キターーー(^_-)ーーー!」
葉山「古い!」
大関君「とりあえず『うちら秋葉肯定派だから』って言いましょうよ。」
俺「そのセリフパンチ効いてていーねー。」
 その時後ろの席の女の子の会話が聞こえてきて、我らの何も生み出さない会話はその弱さをも露呈したのであった。
女の子1「・・・五人とキスしてたの。」
女の子2「えー、三人じゃないの?」
女の子1「最近さらに二人追加したの。」
俺「一発で会話喰われちゃったね。」
大関君「女の子って自分たちのこと『うちら』って言いますよね。」
俺「言ってる!」
大関君「あと彼氏のこと相方っていうんですよ。」
葉山「言うかー!?」
 カウンターで女性の店員は閉店時間を過ぎた我々(と後ろの女)に出店を促すでもなく立ち続けていた。入店時は愛想が無いと思えた彼女だが、ひょっとして面倒くさがりなのかと思ったら少し好きになった。


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