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京都へ

 京都へ。リハ後、以前タロ君なんかと行った八坂神社のお茶屋へ行こうと言われるが断り、岡君、ジョージ君とバスに乗って京大へ。京大前にあるシンシン堂(確かこんな名前)とかいう喫茶店でカレーを食べたかったのだ。6時までのお店はぎりぎりで閉店。超残念。カレーパンを食べてみたら家のカレーの味がした。
 京都のバスは後ろから乗車する。前の扉が開く。客がお金を払いながら降りてくるのを眺める。我々が待っているのにまだ後ろの扉は開かない。以前ローカル電車に乗った時に、扉が開かないので待っていたら実は手動だったことがあったので、手で開けるのかとも思ったがそんな訳ない。隣のおばさんに聞いてみると全員降りてからじゃないと乗せないのだそうだ。何故ですか?「ややこしいからとちゃいますか。」うーん。理にかなってる。
 喫茶店が空振りに終わった我々は祇園に戻り権兵衛でうどんを食べるのであった。権兵衛も行きたいと思っていたのでシンシン堂へ行けなかった悔しさはこれで解消。しかし昨日からうどんしか食べてない。
 ライブは惰性で喋ったせいか全くキレが無くてうけなかった。完全に俺の意気込み不足。
 夜一人で銭湯を目指して歩く。ここら辺に銭湯ありませんか。うーん、みんな潰れちゃったからねー。ここら辺に銭湯ありませんか。この先を右に曲がって松原小学校の脇を通って大和大路を越えて左に曲がると大黒湯ってのがあるわよ。ありがとうございます。遠いよ。はい、でも行ってみます。
 黒ずんだ古い家と寺の塀に挟まれた緩やかな坂道を下る。板塀の沈みきった黒色のせいで通りがなんだか暗く見える。まだそんなに遅くもないのにさっきから誰ともすれ違わない。この道でいいのか不安になって意味無く何度も振り返ると、坂の上の東大路通に車が過ぎていくのが見えて何となく安心する。途中「ゆ」という看板を掲げた家を何件か見つけるが、どれも名残で看板を出しているだけで今は営業していないらしい明らかな民家。坂を下りきったところで人影を発見して聞いてみる。ここら辺に銭湯ありませんか。アルヨ、コッチヨ。フィリピン系とおぼしき女性であった。彼女はいきなり俺の腕を掴んでぐいぐい歩き出した。まだ日本語がそれほど上手くないのと言いながらも、トモダチ、トモダチ、と言って俺を引っ張る。まさかソープ!?という一抹の不安がよぎったころ銭湯の看板が見えてきた。疑ってごめんなさい。心からありがとう。お礼を言うと、そこだけは流ちょうにおおきにと言って彼女は帰って行った。


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