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大阪へ

 大阪へ。田園風景を眺めながら車は西へ。
俺 「東京から離れてこういう所へ住めって言われたら住める?」
大関 「住めるんじゃないですか?」
俺 「友達とか誰もいないんだよ。」
大関 「友達いなくても彼女がいれば住めますよ。」
俺 「出来るかな。」
大関 「出来ますよ。絶対出来ますって!」
 
 前席の岡君が振り返って苦笑している。ほら、大関君。東京でも彼女が出来ないお前らが、さらに人口の少ない地域へ行ってどうして出来るんだよって岡君が笑ってるよ。
 大阪到着。大関君、うどん食べに行こうよと川福へ。ミンチナンと肉ナンで迷って肉ナンにしてやっぱミンチが良かったと軽く後悔。たこ焼き食べてリクローおじさんのプリン食べて戻る。
 夜を夢うつつで過ごす。大関君がやたら面白かったことだけ憶えている。
 明け方味園に泊まる。うーん、窓がねぇ。昼頃おばちゃんが入ってきて強制的に3500円取られる。2時間の延長料金ともう一泊の代金だそうだ。よく分からないけど眠いから払う。「あんた得したな!」そうなの?とにかく寝かせてくれ。
 しばらくしてから起きて数人で肉吸いを食べに行く。外に出ると真昼の晴天。窓の無い部屋にいると外の情報が何も分からないので少し驚く。それをジョージ君に告げると「そうなんだよ。サトシ君はそれで一週間ここに滞在したらしいよ。朝まで遊んで寝て起きて外出たらもう夜で東京行きの新幹線が無くてって、それの繰り返し。怖いよね。」
 昔から人々は水に神聖なものを感じていた。川、滝、泉、水は現世と夢幻の世界をつなぐ境界であり扉であった。水の傍には祠が置かれ、水を越えて人は神聖な領域へ入っていったのである。味園の入り口には大きな滝と池があった。


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