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三重でライブ

 三重でライブをするために三重まで行く。三重は前に行ったことあるよ。三重にパークが出来たっていうんでその時も三重まで行ったんだっけ。あ、四日市でライブのついでに三重に行ったんだ。
 東名で浜松まで、浜松からバイパスに乗って海沿いを走る。今回はフェリーで三重まで行くのである。この海沿いの道が結構良くて、ウキウキな感情がわき起こってきていると後ろから陽くんの声が・・・。
 「へー、向こうの方は結構波出てんだー。」
 え、陽くんサーファー?タクヤキムラ?クロウドマキ?本当陽くんは名言率が高いわー。 のんびりした道を車はひたすら岬へ向かう、海から吹いてくる潮風と色濃い若葉、すれ違うのはヘルメットをかぶって自転車に乗った中学生だけ、んージブリ。ジブリな景色に心がなごむ。「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん」いるね!トトロはいるね!ここにいるね!そんでヘルメットをかぶった中学生に原石がいるね!なっちゃんの頃の田中麗奈がいるね !
 そしてフェリーの発着所に到着。しかしフェリーの出航時間ギリギリだったために受付で次の便にまわされてしまい、「待たされるのかー」と思っていると乗船員が「乗ります?」と言ってくる。はい乗りますよ!もちろんですよ!おぉ、なんていう機転だ!なんていう融通だ!パーキングメーターを見回ってる人や駐輪場を管理している人は見習うべき融通さだ!今里君が「あいつは絶対出世する」って言ってたけど俺も心からそう思うぜ。

 フェリーはいい、なんか海の男になった感じがいい、「どうしようもなく荒れるときもあるけれど、優しく包んでくれるときもあるのが海なんだ」なんてことをつい言いたくなるし(誰に?)。船に乗ってると自分の男度数が上がる気がする(フェリーだけど)。ふと横を見ると陽くんが甲板でソーセージを掲げている。お、シュールっすか?いやいや、どうやら九州ツアーでフェリーに乗った時にカモメが併走していたのに感動して、またそれをしたいらしい。しかし今回は鳥の影さえ見えない。陽くんはソーセージを掲げ続けている、隣で俺は漢(おとこ)ぶっている・・・。 

 車屋を改造したというライブハウス「?(クエスチョン)」でライブ。ここなんか良い!上手く説明できないけれど、ステージの感じや中の間取りはもちろん、二階の楽屋とか物販のスペースから入り口の幅までが、何か良い感じを出している。なんか良い!でリハをやってからイチゴパークへスケボーしに行く。ライブの始まる時間を考えると30分くらいしか滑れないのだけれど、それでも行く。絶対行く。というわけで行く。
 砂埃を上げてパークに横付けして、メットをかぶって車から降りて、濃縮したエルブリ(エルブリトーズ、Tシャツ買ったか?)セッションを繰り広げ、再び猛スピードで立ち去る。最高だった。タロクンが言うところのPRISELESSの楽しさだね。お金で買えない価値があるね。

 ライブは凄く楽しかった。バンドが格好良かったのだ。燃えた。トークはしなかったけれどジャムのライブから続く自分にのめり込むライブが出来たと思う。
 そういえばリハ前に伊勢うどんというものを食べる。太めの麺だけど、十割そばみたいなつなぎを使っていない柔らかい麺に、濃いめのつゆが入ったうどん。名古屋のきしめんみたいで美味しかった。名物というので食べたけれど、メニューの隣にあった焼きそば定食が気になった。焼きそばにご飯?

 ライブ後はとん亭というラーメン屋でご飯を食べる。とんてき定食(豚のステーキ、¥1400だ!)とか台湾ラーメン(名古屋名物だよね)とか、興味津々のメニューが沢山あって震える。水と一緒にキムチを持ってくるシステムも最高だ。俺はまぜまぜそぼろ丼とラーメンを頼む。美味しい!マヨネーズをかけてまぜまぜするのだ、原点の味だ、美味しい!タククンが餃子を頼んだのだけれど机には醤油とソースしかなかった。ここでは餃子は醤油だけで食べるのか?
 疲れて帰りの車内で眠る。ただし浅い眠りだったのでまわりの会話を夢うつつで聞く。これが最高に面白くて幸せだった(今は全く憶えていないが)。深夜ラジオを聞いているようだ。

 朝家まで送ってもらって車を降りようとすると、目の前をもの凄い金髪リーゼントに、キャッツアイをかけた男が通りすぎるではないか。赤いスウィングトップには星一つ。江口だ!湘爆(The purple high way of angelsだ!)の江口だ!スーパーリーゼントだ!「あんたのこと知ってるよ。湘爆の江口さんでしょ?これからじぇんとる麺ですか?」と言いたくなったけど言わなかった(当たり前である)。


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