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下北沢エラにて単独ギグ

 下北沢エラにて単独ギグ。ステージが無い場所でバンドと客が入り乱れて盛り上がる。という理想を掲げてのスタジオライブも三回目だ。しかし上記の理想は本当に難しい。盛り上がり以前に、最初は客が少なくて焦った。

 単独ギグということで、アルバムの曲を曲順通りにやってみたが、これはなかなか盛り上がる展開で(俺がね)燃えた。そんで後半ではYSIGのジュンクン(オルガン)や、ストラグル・フォー・プライドの今里君がゲスト参加して盛り上がる(だから俺がね)。ただ狭いスタジオでオルガンまで置くと、動けるスペースがほとんど無くなってしまうので、もし今後またジュンクンとやるようなら狭い場所でどうやって動くかを考えなければならないなと思った(そんなに思ってない)。

 妙に鼻水が出る→寒いから。頭がボーっとする→二日酔い。だるい→スケボー疲れ。と自己分析していた諸症状がどうやら風邪だったらしく、ライブ中にどんどんフラフラになって、目がうつろになる。休憩中も喋りたかったのだけれど、ついしゃがみ込んでしまい喋れなかった。でも辛そうにしていると、優しい言葉をかけてもらいたがってるみたいだからそんなのダセェ!みんなからすればウゼェ!というわけで喋るが、なんか意味不明を口走ったっぽい(よく憶えていない)。 ライブ後は友達と飯食ってコーヒーを飲みながら談笑する。楽しく過ごしているとジュンクンから電話があり、打ち上げも面白いよー、ということなのでジャンプ亭という飲み屋へ友達と行く。しかし到着してみると、奥の大テーブルには、団体の到着を待つ見知らぬ(行け行け)ヒップホッパーが三人。ブレックファスト打ち上げ組は隣の普通テーブルに6人いるだけという状況ではないか。どうやら厳密な打ち上げ(大きな渦で盛り上がる)は終わり、二次会と称して核な盛り上がりをしていこう、というタイミングのときに来てしまったらしい。しかもその席には座れないので、ヒップホッパーの後ろで打ち上げ組とは通路を挟んだ隣、という盛り下がりを予感させるテーブルに友達(4人)と座る。

 やばい、俺を含めてここにいる全員が状況の変化に追いついていない。環境が変わったのにメンツが変わらないと盛り下がるではないか。威圧を含めて大声で話すヒップホッパーと、変わらぬ状況で盛り上がりを持続させる打ち上げメンバーに、我々のテーブルは喰われっぱなしだ。状況を変えなければ。誰か入れなければ・・・。そのとき俺の隣に座ったある人物がいた、そう爆笑王(山下君)だ!そこから先は想像がつくだろう(つかないだろう)。ここぞとばかりにいじるいじる!頬が痛くなるほど笑う笑う!隣にいるから触る触る!
俺 「いやー、太ってると愛嬌があっていいね。好感が持てるよ。」
山下君 「おーい、バカにするなぁ。」
俺 「でも実際太ってから良いことあったでしょ。」
山下君 「うーん、75・の頃が一番良かったかなぁ。」
俺 (うわ、面倒そうなフリがきたな、その頃の話したいのかな。)「ところでこめかみ腫れてませんね。」
山下君 「ピザ食べてないからね。」

 そんな風に楽しんでいると、突然後ろから大声が聞こえた。「クンニしてぇー!」勿論そんな大声では我々は全く動じない。一瞬も間を作ることなく笑いは加速し続けていったのだが、それは後ろに座って友達を待っているヒップホッパーの、喰われ続ける盛り上がりを取り戻し、自分達のテンションを上げるための叫び声であった。その叫びを流しながら、俺は心の中で、ここへ来たばかりの時の気まずさ、居づらさを思い出し。当初我々のノリを喰っていた彼らの、あれが敗北宣言なのだと思った。素晴らしきは爆笑王(山下君)である。


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